申し訳ない。初めの34ページで断念させていただきます。
したがって書評は書くべきではないのでしょうが……
少しだけ思ったことを書かせていただきます。
この作者は「文」の構成力がまるでありません。読者に何を伝えたいのかっていうところが、その場しのぎで書かれています。
したがって、はっきりいって読める文になっていません。
私が手に入れたのは文庫版で13版となっていました。このレベルで13版は非常に売れているのですね。
そこが凄いです。
ネットの話題としてこの作品のストーリーはだいたいわかっています。飛ばし読みした結果としてストーリーの把握は間違っていないようです。
あとは行間を読むとか、要するに作品を味わうつもりだったんですが。
申し訳ないが、これ以上のこの作品の「読書」は出来ない。はっきりいって文章として成り立っていない。
文庫版で大幅改訂が行なわれたようです。ネットでいわれていたような稚拙な表現や二重強調などは無くなっているようで読めることは読めます。
しかし、もう少し構成も変えればよかったのに……。
改訂にあたり、ゴーストライターの方が苦労されたのでしょうね。たぶん作者本人にここまでの改訂をする力は無かったでしょうから。しかし話の構成が酷すぎる。発想とかストーリー展開は見るものがあると思いますよ。私はあまり好きではない話なのですが……
まぁ、それは主観の問題なので(好き嫌いの問題)良し悪しは言えません。
しかし、文章力は? 構成力は やっぱり細かい文章の改訂はされても構成に関してまでは至らなかったようですね。
この次に、小松左京先生の『果てしなき流れの果てに』を読もうと思っていましたので、『リアル鬼ごっこ』を読むことで読書に悪影響を与えかねないと思い、断念させていただきました。
ちなみに、この映画は観ました。よく出来ていたと思いましたよ。
でも原作がこんなにひどいとは思いませんでしたね。
そうすると、映画のスタッフは「すごい」。
以上
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