2012年4月15日日曜日
劇画 皇国の守護者 佐藤大輔 + 伊藤悠
原作は佐藤大輔。
作画が伊藤悠。
最近はご無沙汰になったけど佐藤大輔氏の仮想戦記物をよく読んでいた。
「レッドサン・ブラッククロス」だったかな、日本とドイツが戦うやつ。
設定が緻密で、実際に戦う末端の兵士たちの描写が秀逸だった。
設定は、ボードゲームの原作で培われたものらしいが、シミュレーションが緻密でよく調べられていると感じた。
戦争ゲームの是非はともかく、人間は戦争が好きらしい。
この原作はぜひとも読まねば、と感じた。
でも、これの設定って面白い。
まず、地球によく似た歴史を持つ惑星。
剣牙虎がまだ生きていて、それを飼いならして武器としている。
大陸の東側に日本列島の構成に似た皇国。
大陸には、ロシアとドイツを足したような帝国。
時代設定は、地球の1870年代くらい。
銃は、単発で先込め銃。ライフル銃身が普及しかかっている。
少し、銃の発達が実史より遅いようだ。
導術というレーダーに似た能力を持つ人間が、斥候兵として各部隊にいる。
龍が住んでおり、人間と共生しているが、双方は互いに干渉しないが互助すべしという「大協約」を結んでいる。
そこに、帝国が北から攻め寄せてくる。
という発端部分がこの巻だ。面白くなりそう。
でも、やっぱり小説版を手に入れよう。
最近、なんだか佐藤大輔を敬遠していたからな。
原因はあれ……
信長新記の続きを書いてくれないからだ。私が知らないだけなのかな。
この本が、2005年初版だから、原作本はもっと前に出ているはず。
ブックオフを探せば100円であるだろう。
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